業界の常識やタブーといった固定観念を全て捨てて挑戦してきた変化がいま、
ATOMSの品質を裏付けています。
皮上から革下まで
グラブの素材である牛革。その原皮の生産者、皮を鞣(なめ)して革にしてくれるタンナー、そのどちらとも繋がることで、より良い素材を手に入れようとするのは当然のことのように思えます。ですがこれまで、そのようなことに手を出すメーカーはいませんでした。それは均質であることを至上命題とする、日本のものづくり現場の体質がそうさせていたのかもしれません。どの産地の原皮でも、どのタンナーでも、どの製造工場でも均質のグラブでなければならないという考え方です。ATOMSは、皮は生き物の一部なのだから個体ごとに差があるのは当然で、タンナーごとに鞣しのアプローチが違うのも当然、そう考えます。その考えが、タンナー別でシリーズを作るという業界初のコンセプトに繋がり、熱い支持を受けています。
入社から10年以内に独立
ATOMSでは入社するとすぐ、グラブの製造に携わることになります。熟練の職人でなければ良いグラブが作れないというようなことでは、製造業としての未来は先細りしかありません。そのために必要な設備、教育を仕組み化してきました。職人として一人前になったら退社、ATOMSブランドの協力工場として独立し自分のブランドを立ち上げます。職人以外にも営業マンもATOMSの販売代理店として独立します。それぞれが一国一城の主人として責任と情熱を持って作り、売る。この体制がATOMSグループを強靭でしなやかな組織たらしめています。